気晴らし書き散らし。
05/13
2007
Sun
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「ビッグコミック・スピリッツ」を、
定期購読していた女子中学生(爆)だったので、 リアルタイムで連載(1980~87年)を読んでました。 「めぞん一刻」は、過去にも映画化(1986年)されていて、 こっちはダメダメでしたね~原作の設定だけ借りて、 キモイ哲学観念的自己満映画に成り下がってた。 まぁ、あの時代の日本映画の典型的な悪例でしょうね。 映画版でも今回のTV版でも、見ていて痛~く感じるのは、 高橋留美子のあのマンガの独特なテンポを再現する難しさ。 マンガの紙面を忠実に再現しろと言っているわけじゃない。 映像という手法を用いるなら、いっそ別物を作る覚悟で、 実写ならではの「めぞん」のテンポを見せて欲しいんだよな。 今回のTV版はそれでも、まぁ頑張った方だと思う。 一刻館…はミニチュアみたいだったけど(笑)、 部屋の中も構造的にかなり細かく再現されていて感心感心(^^)。 PiyoPiyoエプロンに藁箒は必須ですが、朱美さんのスケスケといい、 響子さんや五代くんの衣装がいかにも80年代、 というより、マンガの持ってるムードの醸し出し方が抜群で、 良いお仕事されてます~~。(スタイリストは宮本まさ江さん) 響子さんの髪型も原作まんまで、ほとんどマニアの域(笑)。 そーゆーとこは観ていてホント楽しかった&懐かしかった。 大道具、小道具、衣装、ヘアメイク。 周りがこれだけ研究し尽くして頑張ってるというのに、 演出の方々にとっては、 特に何の思い入れもない御仕事の一つだったようです。 何度も言いますが、 完全なる原作再現をして欲しいわけじゃないの。 でもマンガのコマ割りの方がよほど動的だよ~? …と思わせる隙を与えちゃイカンでしょ…映像がさ…。 特に響子さんが未亡人だと判明する大事なシーン、 あれは五代くんにとってはもちろん、視聴者にとっても、 一応‘衝撃’のシーンなわけで。 なのに何の緊張感もなく流れ去った…いいんかぃ…。 新しいものを作る気概もなければ、原作も読み込み不足。 作り手の一部の人たちの突出した思いは伝わってくるだけに、 なんとも、ちょっと、もったいない結果でしたね…。 そうそう、俳優さんたちも頑張っていたのよーーー。 続編で(確実に狙った作り)リトライして欲しいものです。 映画版もキャストは悪くなかったのよね。 石黒賢ちゃんの五代くんはイメージは合ってたけど、 ただあの頃の彼は下手すぎた…(^^; 響子さん…伊藤美咲、石原真理子、どっちもイケます。 五代くん…中林大樹(新人)「好きじゃぁー」よく出来ました。 一ノ瀬さん…岸本加代子でも悪くないけど体型は藤田弓子で。 四谷さん…岸辺一徳も伊武雅刀も愛しいです。でも勉強は教えないしょ。 朱美さん…よほど日本の女優には適役がいないと見た。もっと大味な女がよい。 坂本…わははーよく似せてきたものだ(笑)。 ゆかりばーちゃん…へ。こんなに早く出てきてたっけ@ 岡田惠和まで引っ張り出して脚本書かせた割には、 ほとんど原作の展開のままになっていたのは意外でした。 でも五代くんの妄想とか、モノローグはかなりカットしてたな。 その代わりの岡田節(オリジナルのセリフ)。 響子「恋はしません。もう一生分しましたから」 五代「恋をしないなんて言わないで。また恋をして下さい」 あと「一目惚れ」も強調していたな…岡田氏。 「めぞん」の世界で「恋だ愛だ」を強調するような持って行き方は、 私の趣味ではない。<<別に誰も聞いてないから! 原作の五代くんのモノローグ↓の方がよほど素敵なんだけどな~~~っ。 五代「死人は無敵だ。彼女の中でどんどん理想像が大きくなっていく」 主題歌がユーミンの「守ってあげたい」。 これまたぐっど選曲(^^)! 「めぞん一刻」の展開って、物語当初のハタチ前後の五代くんは、 ひたすら「管理人さんとやりてー☆」妄想キングなので(笑)、 響子さんの方が五代くんを「守ってあげたい」感じで進んでいく。 でも物語後半になるにつれ、五代くん自身も成長していって、 響子さんという女性そのものを「守ってあげたい」と思うようになる。 でもそこはダメンズ五代くんなので、結局心配のかけ通し。 相変わらず彼を「守ってあげたい」響子さん、でしたね。 原作、この歳で読むとまた感じ方が違うかもしれないなぁ。 |
02/10
2007
Sat
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きゃあああーーーーー♪!♪!♪
くっっ くにっっっ 國村隼さんがサントリー・オールドに登場ーーっっっ!!!!!! オフィシャルHPに「不朽の広告作品」ページも出来ていて、 長塚京三バージョン(1994)みっけ♪動かないけど。 長塚→國村、極めて正しい系譜だわ。嬉しいわ。 さぁー13年ぶり(ぎょぎょ@驚@)に、 「チューボーですよ!」を張らねば!←濃 キリン・ラガーCMの長篇バージョンの方も、 さっき初めて観たよぉ~~~なんだありゃ~~わははははは♪惚惚♪!!! あら「美の巨人たち」のスポンサー、エプソンからキリンになったのね。 来週から張らねば!!←濃々 なんだなんだ今夜は~@<嬉しい悲鳴 →以下余談。 さっき「キリン」でぐぐって知りましたが、 サディスティック・ミカ・バンドの三代目ボーカルは、 木村カエラ嬢なんですねぇぇ。余りにハマリすぎてて驚き瞬殺(^^; 二代目・桐島かれん嬢の歌声も結構好きだったのよね。 新生ミカもキリンCMでお披露目らしい。 →→後日余談。 えぇ?新アルバム2006年10月25既発売?! ええぇ??CM、2006年から既出?!? 全然知ら~~~~~~~~~ん(*_*)。。。。。 これ読んだらアルバムすぐさま聴きたくなってきたよーう。<遅いよ!!!!! |
12/25
2006
Mon
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六平太(=香川照之)観たさに結局観ちゃったよ「功名が辻」総集編。
そして!!!来春からは「風林火山」ですよ!!!!!! 亀ちゃんがお茶の間に受け入れられるかどうかが心配です!!! いや、亀ちゃん本体は絶対大丈夫なんだ。 問題は脚本の方なのよ~…。 大事なTVデビュー、作品自体が大ハズレだったら一体どうしてくれる………( ̄_ ̄) 今日こそは早く寝るんだと決め込んだ夜に限ってやってるんだよな~。 「着信御礼!ケータイ大喜利」。 大喜利も楽しいけど、 なんといっても板尾創路さんが素敵♪♪♪(目がハート)。 昨夜の「今日の料理」はグッチ裕三さんのレシピの集中再放送。 歌って踊って笑かしてくれて、しかも旨い料理を作ってくれる。男として最高だ。 「江戸川サリバンショー」の完全版DVD、出してくれないかなーNHK。 「ハッチポッチステーション」の再放送を追いかけて、 ちまちま かき集めた自主制作盤は持ってるんだけどさ(←濃すぎ爆)。 いまやってるレギュラー枠で一番楽しみにしているのは、 「ドキュメント72時間」。 これまでで出色だったのは、 「東京駅高速バスターミナル篇」と「東名高速足柄パーキングエリア篇」。 「新宿東口献血所」もなかなか良かった。あぁ…でも見逃しているのも多い…。 これだけ低予算で、まるごとホンモノの人間ドラマが可能なんて。 見ず知らずの通りかかりの人々がこんなにも切なく愛しいなんて。 この卓越した企画力、リアルなドラマにはホント叶わない。悔しいなぁ。 あと、「プロフェッショナル 仕事の流儀」 ね。 こっちはDVDが出ているので、見逃しても安心だ。<買わないけど。 これまで個人的に一番印象に残っているプロフェッショナルは、 進藤奈邦子さん(WHO世界保健機関メディカルオフィサー)だなぁ。本当にカッコイイ。 でもこの↑インタ読むと、いやはや「政治の世界」なのねー…。 そして「Nスペ」の「ワーキングプア」シリーズ。 この現状を自覚せずして、これからの日本で生きるのは危険すぎる。 そしてこの流れは絶対に止まらない。 「自助努力」はアタリマエと私も掲げて生きてきたつもりだけど、 この言葉の持つ冷ややかさをこんなに痛ましく感じたことは無い。 「正社員はいまやエリート」(友人談)。…まさに。。 |
10/14
2006
Sat
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10月16日(月)放映分 「溺れる熱帯魚」。
さっき予告が流れてた。フィギュアスケートねた のようだわ。 うーむ、、スケートシーン、吹き替えとは思えないぞコレは。 →中部の辻馨くん(邦和SC)とな。ふむふむ。 * * * * * ここ数日の展開は他人事ながらとてもエキサイティングで。 ここ数年の笑いも涙も共にしてきた大切な友人の夢(のひとつ)が、 いよいよ叶うかもしれないのです。 「幸運を引き寄せて現実にする集中力」 …のスゴさをこれまで何度も見せつけられて驚かせてくれました。 「想い」 の強さが世界を変えることを教えてくれた人です。 今回もまた。 |
10/08
2006
Sun
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観るのは二度目なのに、
やっぱり胸にどーーーーんと重く響く回なのであった。。 チェ女官長さまの哀しくも美しい壮絶な最期。 陰謀渦巻く華やかな宮廷に咲き誇った悪の華。 喩えるなら真紅の大輪の牡丹のような女(ひと)。 一生消し去ることを許されない後悔と哀しみを、 幾重もの冷酷な仮面の下に塗りこめた。 だからいつも心の奥底がひんやりと冷たい。 そんなあなたが熱を帯びて燦然と光り輝くのは、 それは敵意を燃えたぎらせて、非情な策略を巡らせているとき。 「今に見ているがいい…我ら一族の力を存分に思い知らせてやろう」 と嘲り嗤うあなたの微笑は、凄絶に美しかった。 無垢で幸せだった少女時代の稚気を思い出して、 夢見る少女のような安らかな微笑みをたたえながら、 断崖絶壁の木に引っかかった髪リボンに一心に手を伸ばすチェ・ソングム。 最期に魂が救済される場面があって良かった。 そして凡庸なるヒロイン、クミョン。 脚本家の心情を察するに、ドラマを転がす上で、 何とも動かしにくい、面白みの無いキャラだったことかと(苦笑)。 でも彼女メインのシーンで、脚本家がクミョンに語らせるセリフには、 おそらくどのキャラよりも、人間的で、深くて、哀しい真実がこめられていた。 スーパーヒロインのチャングムのセリフに共感することは、 実はそれほど無いんだよね。教訓にはなるかもしれないけれど。 かつて自ら加担して、 罪人に貶めたチャングムの流刑を影から見送ったクミョン。 そして今度はチャングムが、 宮廷を追放される(追放した)クミョンを彼岸から見送るという皮肉な図式。 かつての親友であり、恋敵、そして一族の誇りを奪ったチャングムに、 彼女が自分という人間を曝け出すセリフは圧巻。 「一族の一員としては迷いを捨てきれず、 かといって、自分の意思を貫くこともできず。 心から自分を信じることもできず、心から自戒することもなく。 曇りのない才能を持つこともなく、曇りのない真心を持つこともなく。 ひたむきな思いを寄せられることもなく、ひたむきに恋に生きることもできず。 …それが私。」 これがクミョンのチャングムへの贖罪。 でも。 愛を注いでも、渇望しても、受け容れられることは決して無く、 救いを求めても、手を差し延べることはしなかった男のことだけは、 彼女は許すつもりは無い。 「 『申し訳ない』 と……。それしかいう言葉がありません」 「また生まれ変わっても、その言葉だけは聞きたくありません」 それは女として最後のプライド。 その人を一生許さないということは、 彼への愛を心に留めておくひとつの方法だけれども。 そんな我執は不毛だと、一日も早く気付ける未来をどうかクミョンに。 「凡庸さ」はいつでも最大最強の共感を呼ぶ。 |