気晴らし書き散らし。
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09/09
2006 Sat
「あわれ彼女は娼婦」
部屋が島田雅彦本に占拠されつつあります。
今日ひと晩くらい読むのやめてココ書かないと、
もう一生書かなくてもいっか~~だらり~ん@と堕落ゾーンに転落しそうで(汗)。
((( 修行修行 )))

ちょいと古い話になりますが7月に「あわれ彼女は娼婦」観ました。
なんとコクーン初入場だったり。今回チケを当ててくれた友に冷笑される。へん。
生蜷川(爬虫類みたいだな)も初体験。またも冷笑。えーん。
パルマにある古代劇場「テアトロ・ファルネーゼ」を模したというセット。
イタリアの本物は木造ですが、こちらは冷たく暗い石造り。
緊縛的な紅い紐、白い窓布は不穏な風にたなびく。黒と赤と白。好みです。

三上博史。
今回みたいな「狂気の際果てまで爆走し続ける神学生」は、
真骨頂なのではないかと。違和感まったく無く観れました。
ただ、こういう上手さって正直言いうと好みではない。
熱演されればされるほど冷えていくMy脳内。
別に彼に何の恨みも無いのですが。単なる嗜好の問題です。ええ。
あ、でも彼のヘドウィグは観たい!
タイミング合わなくてまだ観れてない。再々演しないかな。

深津絵理。
かーわーいーかったーですーねぇぇーー(^^)♪♪♪
可憐な体躯も仕草も然ることながら「玉を転がしたような声」とはこれ然り。
たとえ兄と禁忌を犯そうと、まったく汚れることの無い清純なアナベラ。
作品の世界観を担う象徴でもあるし、
どんな観客にも説得力を持たせなくてはならない難役だと思いますが、
文句の付けようが無いキャスティングでしたね。素晴らしかった。
でも‘コトの直後’の彼女の乱れた姿態は、
観ているこちらがじっとり脂汗滲むようなエロティックさで。
ああいうの、演技指導で醸し出せるものなのでしょうか…(^^;?

谷原章介。
全然期待してなかったせいか(出てることも知らんかった…)、
間近で観られるラッキーな席だったということもあり、
生谷原氏はカナリ素敵な御方であることが判明。我欲で冷酷な悪役、似合っていました。
三上氏などに比べると、舞台向き演技はまだまだ体得の余地が見えるものの、
自分を欺いたアナベラを心身責め立てるところは出色だったかな。
でもやっぱり滑舌がツラかった(+_+)。
怒り狂ってるのはわかるんだけど何言ってんだか謎@みたいな。

ただ脚本はなぁ~~~~~~~。
(それで今まで書けなかったんだけど)
シェイクスピアの時代から現代まで生き残って来た本なのだから、
良いところは絶対あるはずなんだ。。。でもなんだか、
放映時間の関係でカットされまくった韓国ドラマみたいな端折り方やー@
と思うところもあったり、このキャラのこのエピソードって必要なの…(-_-)?
と思うところもあったり。納得できないところを処理出来ないまま、
驚愕の大惨劇で返り血を浴びさせられ怒涛のうちに幕が閉じるのだが、
この最後の「復讐」の大仰さに何の因果も同情も感じられないんですけど…(ー_ー;;)。

「ショッキング」「スキャンダラス」の言葉だけを、
表象したかのようなこけおどしの世俗的なエンディングが、
品位を貶めている気もするし、その反面、
あのエンディングの迫力ゆえにここまで生き永らえた気もするし。
(いや~それだけじゃ無いんだろうけどぉぉぉ)

この脚本、、違う演出だと、どう映るんだろう??と調べてみたら。
T.P.T.でデヴィッド・ルヴォー演出で上演されていたんだ!!!
え゛え゛え゛え゛え゛ーーー観たかったああああああ!!!悔!!!
余談ですが彼が演出した「ヘッダ・ガブラー」は我が観劇史初の衝撃体験。

「清純、甘美、調和に対して残酷、絶望、混迷の中に美をうたいあげる」

「美をうたいあげる」。
凄絶な蜷川演出に、あとほんのひと匙欲しかったのは、(私的には)コレだったのかもしれない。
脚本の粗に気づくことなく最後までどっぷり酔えるロマンチシズム。
深っちゃんのたおやかな佇まいだけでなく、ね。。

PS:
デヴィッド・ルヴォー演出版「あわれ彼女は娼婦」のビデオ等お持ちの方、
いつでも連絡お待ちしておりますm(_ _)m
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